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ジャカルタ生活初歩の初歩~#2 飲食・買いもの編~  by  A.K.I

2015/12/14 10:00

ジャカルタ生活初歩の初歩~#2 買いもの・飲食編~
by A.K.I

 ジャカルタ生活初歩の初歩 のタイトルで、前回ジャカルタ生活を始めた際のちょっとした戸惑いをピックアップしてみましたが、引き続き第2弾として、スーパーでの買い物時や飲食店で発見した日本とは異なるあれこれを更にご紹介します。

1.野菜や果物は必要分だけ量り売り



 日本でも農産物が量り売りのスーパーもあるかとは思いますが、インドネシアではほぼどこへいってもこの方式。1kg あたりの価格が表示がされているので、必要分を備え付けのビニール袋に入れ、重量計のあるところへ持っていくと、売場のスタッフが計量し、重量計から打ちだされる値段の書かれたシールを袋に添付してくれます。あとは、他の品物と一緒にレジに持って行ってお支払すればOKです。

 慣れないうちは、言葉もわからないしと躊躇してしまい、パックになってすでに値札が貼られているものを購入したい気もしますが、言葉を交わさずともスタッフにとってはルーチンワークなので、ただ袋に入れて持っていけば大丈夫です。自分で手に取って傷んでいないかなど確認できるメリットもありますし、慣れてくれば、日本では見たことも無い果物も、今日食べごろのものをスタッフに選んでもらったり、熟してる果実の見分け方を教えてもらえたり楽しみも広がります。

2.ポーク売り場は分離・明記





 イスラームでは豚は不浄なものとされているので、豚肉は食べません。よって、ムスリムが9割のジャカルタではHALAL認証マークがついた豚肉(やアルコール類)が置かれていないお店の占める割合が高いですが、飲食店では中華系始め日本食も含めた各国料理店には豚肉の料理もあります。また外資系のスーパーなどでは普通に豚肉の購入が可能ですが、“豚肉”の売場であること、“NON-HALAL”であることが明記されています。
 訪れる機会も多いと思われる日本食材スーパー『パパイヤフレッシュギャラリー』では、日本と同様に牛肉・鶏肉と共に豚肉ももちろん、“生姜焼き用”、“しゃぶしゃぶ用”などと書かれた、見慣れた小分けパックが並んでいて、ちょっとほっとします。

3.パッケージの文字の異様な小ささ!



 例えば、上記写真は容量330mlのミニペットボトルなのですが、ご覧のようにパッケージに書かれている文字がなにしろ小さい!試しに測ってみたところ、2文字で1mmという小ささ。
 購入一回分を少額の出費でまかなえる小容量・小分けタイプの商品がたくさん見られるのもインドネシアの市場の特徴ですが、それら小さなパッケージにももれなく必要事項が記載されているのはある意味みごとです。でもやはり、消費者が読めないと意味が無いのでは?と思わずにはいられません。もしくは、インドネシアの人々は、とっても目が良いんでしょうか?あらゆるところで小さな小さな文字に出会います。

 両目視力1.5 をもってしても、解読にはなかなか苦労するものもあるので、加工食品の内容成分など気になる方は、携帯用小型ルーペなどご用意されるのもよいかもしれません。スマートフォンのカメラで撮影し、画面上で拡大して見るという手も時には役立ちます。

4.購入前の商品を開封!?



 気持ちはわかる!でもやっちゃうんだ!と思うのが、インドネシア人買い物客がシャンプーや洗剤など、売場に陳列されている商品のキャップを当然のことのように開けて、香りをチェックしていたりすること。ビニールで包まれている本なんかもビニールを破ってしまったりする。店員ですら、商品について質問すると平気な顔でパッケージを開けて中身を見せてくれたりする。
 さらには、これから購入するのだから問題なしとばかりに、レジに並んでる時点で、支払い前の商品を開けて飲食し始めたりもしてしまう。ただただちょっとびっくりです。みんながみんなそうというわけではありませんが。

5.ふんだんに使われるレジ袋



 買い物をするごとに、どんどんビニール袋が溜まります。一昔前の日本みたいに、エコバッグというのはまだまったく浸透していません。レジ袋の要不要を聞かれることもなく、袋代を取られることもなく、重い物を購入すると何も言わず2枚重ねにしてくれたり、ふんだんに使ってくれます。

 なんとなく動揺します。資源の無駄遣いという言葉が頭をよぎります。インドネシアのみならず、これからの世界のことを考えても、資源を大事に使った方がいいよ、と一言忠告しておきたくなります。極力ここでもエコバッグ使用を試みていますが、なかなか勇気が要るというかなんというか。

6.コーヒーカップは M サイズから



 買い物時の一休みに、コーヒーショップに立ち寄ることもあるでしょう。日本ではちょっと一口、と思った時にはSサイズ(ショートやスモールと呼ばれるサイズ)がありますが、インドネシアで一番小さいドリンクのサイズはMサイズ(トールやミディアムと呼ばれるサイズ)です。
 私が知る限り、中国でもSサイズはありません。同じアジアと言えど、Sサイズは日本の消費者に合わせた特別サイズかと思われます。

 お店により多少の違いはありますが、全体的に見て、インドネシアでサーブされる飲食品の分量は、ワンディッシュの料理では、欧米のような山盛りのポテトとボリュームたっぷりのお肉というような感じではなく、大半は日本でのサーブ量と似た程よい分量です(日本で大盛りを注文される方にはやや物足りない量かもしれません)。その反面、飲料は日本よりも大きな容量のカップやグラスであることが多く、結構たっぷり。ただし同じ飲料でも、アルコール類に関しては、日本よりも少々容量少なめ傾向な気がします。

7.フードコートに手洗い場



 モールで手軽に人々が利用するフードコートですが、かなりの確率で手洗い用の水道がフロアーに設置されていて、目新しさを感じます。そのような衛生管理がされていることに正直なところちょっとした驚きもありました。
 お祈り前のお清めの習慣と似て、食事前にも手を水で洗い清めるような習慣があるのかどうなのか、手で食べる習慣が今もあるからなのか、その発端はわかりませんが、日本のようにお手拭き標準装備の飲食店は一般的ではないので、我々が利用する際にもあって嬉しい手洗いエリアです。
 
8.ソファー席は横並び



 カフェやレストランで、楽しく談話している人々の配置がなんだか?と思い、よくよく見渡してみたら、ソファー席に座っている人々の座り位置。どのお店で、どの席を見ても、どうやら恋人同士は仲よく隣に並んで座るのが一般的なようです。
 日本では、混雑する街中では特に、店舗スペースが狭い上にテーブルの間隔も狭かったりするので、物理的に不可能ということもあるのかもしれませんが、たいていは向かい合わせに座るのが見慣れていた光景だったと思われ、こんなところにもちょっとした違いを発見します。
 
9.レストランではテーブル会計



 フードコートやファーストフードでその場で支払う形式を除き、飲食店、レストランでのお支払いはどこもテーブル会計です。歴史的に西洋諸国の文化からの流れでしょうか。日本でもお店によっては見られる形態ではありますが、レジ前で待たされずスマート。かと思いきや、お会計を頼んでからなかなか伝票を持ってきてくれなかったり、おつりをなかなか持ってきてくれなかったり、なんにせよインドネシアでは“待つ”ということが多いです。

 そんな中ちょっとびっくりするのが、食べ終わった食器を下げに来るスピーディーさ!たいがいのレストランでは、混雑時を除き利用客より店員の方が多いのではないかと思うくらいの数のウェイター・ウェイトレスが店内に立っているのですが、食べ終わった余韻に浸る間もなくお皿を下げに来ます。テーブルがすっきりして良いのですが、店内が空いていてもちょっとせわしない気分になります。

10.お釣りが無いとよく言われる



 外国人が行くようなレストランや、中・高級モールに入っているような店舗であればまず大丈夫ですが、タクシーや、ローカルなモール、ちょっと小さな店舗などでのお支払い時、「細かいお金は無いの?」とか「お釣りが無い。」とかよく言われます。「無い」で終わってしまうところがまたなんとも。隣のお店に行って両替してもらうとかそういういった発想も全く無い模様。支払わずに立ち去る訳にもいかないので、露店だと値段交渉にトライしてみるか、結局は「お釣りはいらないよ。」って言うしかなくなることもしばしばです。
 よって、高額紙幣でも大丈夫そうなレストランやモール利用時に、少額紙幣をおつりとしてもらうようにするなど、普段から少額紙幣を常備しておくのが不条理感に陥ることへの予防策です。

<まとめ>
 異国生活を始めてすぐは、住み慣れた日本の生活を基準に物事を考えてしまうので、細かい事まで言い出すと、あれもこれも気になることがいくらでもあります。これまでに自分の中で培われてきた常識が、ここでは常識として通用しないことに、自分の価値観が少々揺らぎますが、この国ではこうなんだ。と納得し割り切れると、ストレスも軽減されます。固定概念は捨てて、柔軟に受け止める気持ちが大切だと日々思わされます。

 

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