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ジャカルタ・トピックス_Juni2016  by  A.K.I

2016/06/02 00:27

ジャカルタ・トピックス_Juni2016
by A.K.I


 身の回りのホットな情報をお届けすべく、最近ジャカルタでタイムリーに盛り上がっている出来事や、身の回りで実際に感じられた変化や気づきをまとめました。ちょっぴりジャカルタの”今”を感じてみてください。


1.3in1制度廃止!今後の渋滞緩和策は?!



 2016年4月5日から13日の1週間試験的規制解除が行われた渋滞緩和策”3in1”。1週間だけの結果では詳細な情報が得られなかったとして、その後さらに5月14日まで1か月間試験期間が延長され、そしてついに5月16日、3in1の制度は正式に廃止となりました。
 規制解除試験中、これまで規制対象だった道路の交通量は24%増加との報告もあり、渋滞緩和には必要な制度だとの声もあった中、人数合わせを生業とする”ジョッキー”が幼児を睡眠薬で眠らせて同乗するなどしていた社会問題がより重視され廃止に至った模様。3in1の規制時間帯に道路脇にずらりと並んでいたジョッキーの姿はすっかり街中からなくなりました。
 渋滞緩和の代替策として、ナンバープレートの末尾の数字で乗り入れ規制する「奇数・偶数システム」(中国・北京などでも行われている)や、自動で通行料を徴収する電子課金システム(ERP)の導入がまずあげられており、さらに新たな対応策として、主要道路での時間制での一方通行の導入も検討されているようです。
 しかしながら、いずれの策も導入の時期など未定で、当面は何の対策もなされないまま渋滞はより激しさを増していっているようにも感じられます。


2.女性専用ピンクのトランスジャカルタ登場!



 3in1の廃止に伴い、自家用車から公共交通機関への乗り換えを促進する動きが加速しています。中でもトランス・ジャカルタでは600台の車両を新たに購入し、運行路線を増やしたり増便したりという対策が次々と実施されています。その中で、初の女性専用バスも登場。現在のところブロックM~コタ間の路線限定で1時間1本のみのようですが、このかわいいピンクの車両、今後目にすることが増えていくかもしれません。
 また、トランス・ジャカルタ運行の妨げになっているバス専用道路への乗り入れ車両の罰金額を引き上げるなどの策も検討され、公共交通機関利用促進への動きが活発です。その他、大量高速鉄道(MRT)や建設中道路の整備も加速するとのこと。確かに、増えすぎた自家用車による慢性的な交通渋滞緩和のためには、乗り入れ制限などよりも公共交通機関利用促進や新たな道路の整備が不可欠だと思われます。


3.電子マネー式カードJakCard登場!



 ついこの間まで窓口でチケットを買って入園していたラグナン動物園。5月4日から電子マネー式カードが導入されました。そんなことも知らずに動物園に行ったら、急にカードを購入しなければだめだと言われ少々困惑しましたが、現金チャージ式のこのカード、入園時も機械にかざすだけで実際大変スムーズではありました。その名も”JakCard”。動物園だけでなくトランス・ジャカルタ乗車にも利用できるそうで、今後ジャカルタ市内の観光地や博物館とも提携し使用できる場を増やしていく計画とのこと。訪れた場所のチケットを記念に収集していた私には、すべてカード一枚で済まされてしまうのは少々残念な気もしますが、このカード一枚持っておくと今後便利かもしれません。

 なお、余談ではありますが、昨年入手したKITASは、証明内容が記載された用紙がパウチされたクレジットカードサイズより少々大きめのカードでしたが、今回更新にあたり新しくなったKITASは硬さのある扱いやすいカードサイズに変わっていました。これでお財布にもしまいやすく常時携帯するにも安心です。
 カードつながりで本件も記載しましたが、こういうカード一つの小さなことだとしても、こうやってどんどん改善されていってはいるんだなぁということを実感することが最近ちょくちょくあります。表面上遅々として進まない物事にもよく遭遇する反面、生活環境やシステム的な部分などはすでに成熟した今の日本ではすでに感じられない変化の真っただ中にいる、この国が変化していっていることを肌で感じます。


4.違法住居の撤去相次ぐ



 スンダクラパ港のちょっとディープな観光に、写真の小舟に乗ったことがある人もいらっしゃるでしょうか?ジャカルタ北部、海洋博物館からパサール・イカン、ルアル・バタン・モスクやスンダクラパ港など知る人ぞ知る観光地であったルアル・バタン地区の違法住居密集地が1日のうちに強制撤去され更地になってしまったという驚きのニュース。
 今年に入ってジャカルタ市内で3か所の違法住居密集地が強制撤去され、公営住宅や緑地公園建設が進められています。やると決まったら驚きの速さ。前もって自主撤去勧告や公営住宅への移転を進め住居の撤去は一日で終了。実際のところは行き場を失い途方に暮れている人々も居るようでこれまた問題ではありますが、ルアル・バタン地区は整備し国際的な観光地を目指すとのこと。これまでの独特の雰囲気もそれはそれで見どころであり惜しい気がしなくもないですが、街を一掃して整備していくということは今のこの国にとって重要なことであるとも思います。どんな海辺の公園に生まれ変わるのか気になるところです。


5.おしんブーム再燃??

 私が知り合うインドネシア人に日本好きな人が多いこともあるかとは思いますが、最近よく話題にあがったのが日本のドラマ「おしん」。インドネシアでも1986年に国営テレビで初放送され、インドネシアでのみならず諸外国でブームになり、日本にも貧困の時代があったことを知らせ発展途上国の人々を勇気付たと言われています。最近WAKUWAKU-JAPANという日本のコンテンツを配信しているチャンネルで再放送されて、また話題になっているようです。
 貧しくとも心豊かに過ごしていくことの大切さ、といった道徳観も受け入れられているようで、逆に最近の日本のドラマはモラルが無いとの辛口の声も。現代物の人気に関しては韓国ドラマに押され気味の模様です。


6.ラマダン(断食月)が始まります



 今年は6月6日よりイスラム暦のラマダン(断食月)に入る模様です(参考:年々変わる!インドネシアの祝祭日はいつ? )。ここから1か月間イスラム教徒の義務の一つである断食(プアサ)が行われます。イスラム教徒にとって神聖な断食月期間中は、非イスラムであっても普段以上にイスラム教徒の習慣への配慮が必要です。例えば、断食が行われる夜明けの礼拝前から日没直後の礼拝(目安4:30AM~18:00PM)までは、断食中のイスラム教徒の面前での飲食・喫煙を控えるのが礼儀とされています。飲食店でもこの時間中は道路に面した側の窓にはカーテンが降ろされていたりします。
 また、ラマダン明けの レバラン(断食明け大祭)休日は、7月6日・7日(+インドネシア政府による休暇奨励日7月4日・5日(火)及び8日)の予定となっていますが、レバランは日本のお正月のような感じと言われ、新しい洋服の購入、帰省の支度等など出費がかさむ時期です。すでにモールではレバランに向けた物品の陳列や飾りつけ、セールの記載が目に留まるようになってきましたが、お金の要りようなこの時期、強盗・窃盗などの犯罪が増加傾向にあると言われますので、いつも以上に身の回り品には注意が必要です。
 さらにはこの期間、警察による街頭での身分証明書の確認・手荷物検査等が厳重に行われる傾向もあるそうで(これら検査は警察官(偽装の場合もあり)の小遣い稼ぎとの話もありますが)、常に携帯されているとは思いますが身分証明書類はいつも以上に肌身離さず。
 上記は、出張で短期滞在の方も是非ともご注意を。

以上、ここ最近の身近な話題をお届けしました。
 

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