今週のインドネシアチャート1位




















http://www.jakanavi.com/tips/index.cfm?action=list&tips_category_id=1



簡易エリアMAP 簡易エリアMAP

投稿記事

ジャカルタのMal(モール):基礎編 #2~モール活用初歩の初歩~  by  A.K.I

2015/12/22 10:00

ジャカルタのMal(モール):基礎編 #2
~モール活用初歩の初歩~

by A.K.I

 どこかで聞いたタイトルですが、ターゲットをモールに絞って、モール初心者必見の“モール活用初歩の初歩”。モール活用にあたり、馴染みのある日本のデパートと比べてみた場合に異なる点や特徴など、事前に知っておくと安心と思われる事柄をピックアップします。まだモールに不慣れな方は是非ご一読を!


1.セキュリティーチェックがある高級モール



 主に中~高級モールでは、入口と出口は別々です。入り口には係員がいてセキュリティーチェックを実施しています。目視や金属探知機あるいは空港にあるようなX線チェックなど、係員の荷物チェックを受けてからゲートをくぐって入ります。出る時にはその並びにあるフリーパスなドアから外へ出ます。それぞれ、“IN” “OUT” などと表示があるので迷うこともないでしょう。

 このようなセキュリティーゲートがあっても持ち物チェックのみで、出入りする人を制限しているわけではないので、高級モールの飲食店での置き引きや、雑多な雰囲気のローカルモールでのスリなど、モール内でも身の回り品への注意は常に必要です。


2.複数ある出入り口



 モールは規模が大きいだけあって、出入り口ももちろん一つではありません。それぞれの出入り口には名前が付けられているので、車から降りて入ってきた出入り口の名前の確認と、周囲にある店舗を覚えておくと便利です。

 出入り口のネーミングは、“North Lobby” のように方角だったり、“Thamrin Entrance” のように面する通りの名称だったり、正面に噴水のある“Water gate” だったり、単に“Pintu(=ゲート)5 ” のような数字だったり、モールによってさまざまです。


.ちょっと難しい階数の呼び名



 以前、別な記事にも書きましたが、地上階が“1階”ではありません。地上階は、Lantai Dasar、UG(Upper Ground)、GF(Ground Floor)、LB(Lobby)など、これまたモールによって名称が様々です。
 自分が何階にいるのか、見失わない様に。


4.とにかく広い敷地面積



 なんでも揃うと言って過言ではないモールですが、いざ行ってみると結構疲れます。広すぎるのです。子供用館内列車を走らせることができるくらいに広いフロアもあります。大人だけど乗りたい、と思ってしまいます。

 家を出る時には、どんなモールだろうか?と探検する気満々で行くのですが、途中で断念することもしばしば。疲労具合から考えると、買いたいものや訪れたいお店ありきでターゲットを絞ってから向かうのがお勧めですが、ふらりと散歩がてら訪れる時には、全部見られなくてもまた次回にというくらいの気持ちで。


5.複雑なフロアの形



 広い上に、複数の棟が連結されていてフロアの構造が複雑なモールも多々あります。西館・東館があり気づいたら別な館にいたり、A棟・B棟・C棟がクの字型につながっていてどこにいるのやらわからなくなってしまったり、MAL1~5まで長ーく連なっていて、気になるお店に辿り着くのに端から端までかなりの距離を歩かなくてはならなくなったり。
 できることなら、フロアの構造を事前に把握しておきたいところです。


.求む!フロアマップ!



 日本のデパートでは、たいてい自由に手にできるフロアガイドのリーフレットが置かれていますが、ジャカルタのモールにはほとんどありません。店内に掲示があったとして各階が何売場であるかを示しただけのボード。個々店舗の配置図やフロア全体図が提示されていないことが多いです。
 高級モールでは写真のようなパネルが設置されていて、行きたいお店を選ぶと、現在地からのルートをランプが点滅して示してくれるような優れものです。行きたいお店が決まっている時には役立つのですが、複数店舗を回るルートを決めたい時など全体像把握には、日本のフロアマップはなんと親切だったことかと思ってしまいます。
 それでも、なんらかの案内をまず探して、ある程度フロアの形を把握することをお勧めします。案内ボードがあるとすれば入り口付近、エスカレーターやエレベーターの脇です。入り口付近にインフォメーションカウンターがあれば、地図はなくとも巻末に店舗リストの掲載されたモールのフリーペーパーなど入手できることもあります。


.活発なSNS活用



 前述状況により、モールに行く前になんとかフロアの全体像を把握できないかと、WEBサイトをチェックしてみたもりもするのですが、入っている店舗の店名すら掲載されていないサイトや、フロアマップがやはり見当たらないサイトも多く、なかなか全体像を掴むのは難しいです。

 現在インドネシアでのインターネット普及率はまだ30%程度と言われており、そのアクセスも携帯電話を主とした携帯端末からが主流です。そういった消費者サイドのインターネット利用環境から、ローカル寄りのモール(モールに限らず飲食店等も)ではホームページではなくTwitterやFacebook等のSNSで、セールその他店舗情報を随時発信することを主としているように見受けられ、HPが充実していくことは望み薄な感じもします。
 一方、さすがに高級モールのサイトは、外国人も含めたターゲットに向けてということか、HPもしっかりと構成され店舗リスト含めサイトのメンテナンスもきっちりとされているので、ある程度まとまった情報の収集が可能です。


.お支払いは、伝票を持ってキャッシャーへ



 一店舗ごと壁で区切られた個別店舗となっているモールでは精算も日本と同様スムーズですが、ワンフロアに複数店舗が同居しているタイプの売場では、商品購入時、購入店舗の店員と支払のやり取りをするのではなく、まず店員から伝票を受け取り、それを持って各階にあるキャッシャーに行って支払いをし、渡される領収証等を店舗に持ち帰ってそれと引き換えに商品を受け取るという日本ではあまり慣れない支払いスタイルです。
 店舗が空いていると店員がキャッシャーまで商品を持って一緒に来てくれて、精算が終わったその場で商品を渡してくれることもありますが、大抵はフロアーを行ったり来たりすることになります。


<まとめ>
 モールへ出向いた際のイメージトレーニングができたでしょうか?まずはこれだけ知っておけば、モール利用時にとまどうこともほぼ無いでしょう。時間にゆとりがあるようであれば、いろいろなモールに出向いてみて、どんなお店があるのかゆっくり探索してみたり、雰囲気の違いを楽しんでみるのも良いかもしれません。
 徐々にモールへ行くことも日常生活の一部となってしまい、必要な買い物をするだけの場所になっていってしまいますが、時には普段行かないちょっと離れたモールに行ってみると少し気分転換にもなります。

 2回にわたりモールの基礎をお伝えしました。続いては、ジャカルタのモールをランダムに取り上げ、個々モールの様子をご紹介していきたいと思っています。

 

関連チップス

ジャカルタ新名所2017
2017.12.13 By A.K.I ジャカルタ新名所2017
ジャカルタ新名所2017by A.K.I ジャカルタの見どころと言えば、独立記念塔モナス、国立博物館(2018年7月頃まで改装工事中。現状、新館のみ見学可能)、イスティクラルモスク、カテドラル、バタビア広場、タマンミニ。すぐに思いつくのはそういったところでしょうか。以前"多様な宗教が共存する街ジャカルタ""ジャカルタのエンターテイメント"等記事にてジャカルタ ... 続きを読む
ジャカルタ・トピックス_Desember2017
2017.12.04 By A.K.I ジャカルタ・トピックス_Desember2017
ジャカルタ・トピックス_Desember2017 by A.K.I   早いもので、あっという間に今年ももう12月。ジャカルタには冬が無いのと、西暦での新年にはそれほど重きが置かれていないというところから、年末感・師走感はほぼ感じられません。クリスマスのディスプレーが見られるようになってきたこと以外、周囲の空気は全くいつもと変わりない日常のインドネシアですが、2ヵ月毎にホットな情報をお届 ... 続きを読む
本音トーク!ジャカルタストレス#2
2017.11.14 By A.K.I 本音トーク!ジャカルタストレス#2
本音トーク!ジャカルタストレス #2by A.K.I 今回も乗りかけた船で、引き続きジャカルタストレス本音トーク第2弾!お付き合いください。前回はジャカルタにて移動・車関係でストレスと感じられる事柄をまとめてみましたが、続いてはその他日常生活におけるストレス事項を取り上げてみます。 いくら自身が慣れてきたと思っていても、どうしても傍目には、異国にいる外国人は目立ちます。だから、その差異につけこまれ ... 続きを読む

関連タグ