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インドネシア高速鉄道2  by  SY

2015/09/29 10:35



インドネシア高速鉄道2
 
10:46am 時事通信速報フラッシュ 日中両国が受注を競っていたインドネシア•ジャカルターバンドン間の高速鉄道計画について、同国政府は中国案を採用する方針を固めた。 そして、次から次へと各報道局がその事実を伝えていった。
 
一言、やっぱり中国か。 できレースだったのではないかと思う程である。
 
本当に日本政府はこの案件をとれると思っていたのだろうか? ジャカルタ中心部MRT地下鉄プロジェクトを日系企業連合が受注し、建設しているなか、中国が何もせず黙っているはずがない。 結局、きった、はったのベタベタの泥臭い営業をした中国が勝ったのだ。
 
管官房長官は、『全く理解をすることができず極めて遺憾だ』とし、そして、「インドネシア政府の財政負担や債務保証を伴わずに事業を実施できるという中国の新たな提案は、わが国としては全く考えられない提案だ。常識では考えられず、現実的にうまくいくかどうかは極めて厳しいと思う。今までもそうした例が何箇所もあるのではないか」とコメントをしている。 何を基準に常識と考えているのだろうか? 日本国内の言う常識は、海外では非常識となり、海外での常識は日本での非常識となりえる事を解っているのであろうか?
 
企業も同様だ。 金銭的に余裕がなければなおさらの事、自分がどのようにしたら一番良いか、何を優先にして、誰を利用したら良いか、どうやって生き残っていけるかを考え選択するだけである。 自分達だけのものさしで物事を決め、他人にその価値を押し進めて、残っていける企業があろうか? 
 
家庭でも一緒だ。 個人の人生も一緒だ。 全ては、いくつかある選択肢の中から、ベストを選択をし、成功するかどうか。 何をもって成功したか、それは又別の論点である。
 
今回、中国を選択した事で、技術的に可能かどうか、安全性も含め、トータルで、長期的にインドネシアにとって有利となる事なのかどうか、それは今は解らない。 でも、現時点の結果として中国が勝ったのである。 それは、それで受け止めらなければいけない事実である。 企業の中の営業マンであれば、経営者であれば、結果をだしてなんぼの世界である。 結果がだせなければ、やり方を変えてみれば良い。 競合がいるなら尚の事、変化に気づき、そして、柔軟にその変化に応じて、生き残れる策を考え、実行するのみである。 ただ、国際協定や法律を犯してはいけない。 
 
日本政府が提案した内容が的を得た策であり、技術が中国より優れていて、中国では失敗すると思うのなら、中国を選んだインドネシアを冷静にみていれば良い。 やれるもんならやってみろと。 それぐらい大きく構えながら、虎視眈々次のチャンスを狙い、今回の無念を反省し、勉強し、相手の求めている物を提案し勝っていけば良い。 青臭い信念と泥臭い営業で、すべては生き残る為に。


 

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