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ジャカルタの不動産事情~現地不動産企業からの最新情報~  by  じゃかナビ事務局

  • 2月24日(金)- 2017年

ジャカルタの不動産事情~現地不動産企業からの最新情報~


ジャカルタは人口1000万人超の大都市ですが、公共交通機関が日本のように発達していないため、初めて来られる方は車とバイクによる大渋滞に驚かれると思います。混んでいる時間帯ですと1時間で1~2kmしか進まないこともありますので、通勤や通学、買物等を考えて、どこにお住まいを決めるかということが大変重要になってきます。
 

ジャカルタ不動産事情その1



それでは今回は①エリアの特徴、②住居の種類、③日本との違いについて説明させていただきたいと思います。
 

ジャカルタ不動産事情~エリア別の特徴

 

①エリアの特徴


中心部:政府系機関、オフィスビル、高級商業施設、ホテル等が多く立ち並び、地価が最も高い。

南部:高級住宅が多く、外国人、富裕層が多く住み、インターナショナルスクールや日本人学校も所在し、お洒落なレストラン等も沢山見受けられます。家族で来られる日本人が最も多く住む

西部:中華街もあり華僑の割合が多く小中規模の会社が多数あり、最近は大型モールが増加中。

北部:唯一、海に接しているエリアで輸出入の拠点として港湾関係施設や東南アジア最大のテーマパークであるアンチョール遊園地があります。

東部:ミドルクラスのインドネシア人が多く住み、ジャカルタ郊外の工業団地に近いエリア。

 

②住居の種類

 

アパートメント

日本でいう「マンション」ですが、30~50階建ての高層タワーが多く、部屋の広さも小さめの2Bルームで90㎡前後、大きめの3B、4Bルームですと200㎡~300㎡以上あるものもあり、日本よりかなり大きめです。

大半の日本人がこのアパートメントに住んでおり、日本人が支払われる月額家賃は$2000~$3000が一番多いかと思います。ファシリティとしては、通常1階にレセプションがあり、レセプショニストやセキュリティが24時間体制で勤務しております。

また、ほとんどのアパートメントにプール、ジム、テニスコートや小さめのコンビニ、カフェ等が揃っています。

家賃の支払いは通常1年分前払いで、物件によっては2年契約で2年分の家賃を前払いするケースもあります。また、ほぼ100%家具、家電付きで、足りないものはリクエストできますので、事前の交渉が重要になります。
 

ジャカルタ不動産事情~住居の種類①

 

サービスアパート

契約期間は短期から長期まで可能で、上記アパートメントにホテルサービスのようなルームクリーニングやシーツ交換、朝食等が付いており、光熱費も家賃に含まれているためアパートメントに比べて割高となります。
 

ジャカルタ不動産事情~住居の種類②

 

タウンハウス

通常数十件の戸建てや長屋建のような住宅が塀で囲まれた敷地内に立ち並び、出入口がセキュリティで厳重に警備されております。敷地内は緑が多く、プールやテニスコート等があり、ペットが可能な場合も多いです。

上記アパートメント同様、通常家具付きで家賃も1年分前払いとなります。
 

ジャカルタ不動産事情~住居の種類③

 
 

③日本との違い


メイド:日本と違い格安でメイドさんを雇うことができるため、多くの日本人が通いで雇用しております。物件の広さやロケーションにもよりますが、1回2~3時間で週4、5回来てもらい1万円程度が相場かと思われます。仕事内容は掃除、洗濯が中心ですが、メイドさんによっては食事を作ってくれたり、ベビーシッターをしてくれるメイドさんもおります。


買物:ジャカルタでは、歩道が少なく、交通マナー、治安面からも日本人が歩いて買い物に行ったり、自分で運転をして買い物に行くという発想はあまりありません。そのため、買物に行ける運転手付きの車がある場合はいいのですが、ない場合はタクシーやUBER等の配車アプリサービス(タクシーに比べて最大40%安)を使うことになるため、その場合はモールに隣接するアパートを選ぶのも一案です。


防火設備:高級高層アパートメントであっても、日本に比べると防火設備は貧弱で、玄関の扉はほぼ100%木製ですし、火災時に自動で閉まる防火ドアもありません。そのため、先日偶然目撃したのですが、近所の完成間近の高層マンションンの1階付近から火が出たところ、あっという間に高層階まで火が飛び移り大参事となりました。スプリンクラーは各部屋にありますので火事になることは少ないかと思いますが、高層階には多少のリスクがあることも知っておいた方がいいかもしれません。


不動産業者:インドネシアでは不動産業者の免許を取得しなくても、仲介業務を行っている人がたくさんいるためトラブルが絶えません。一番驚いたのは住み込みのメイドさんが業者を名乗り、雇用主の物件紹介で仲介料を取っていました。また、法務局がないため、所有者の確認が難しく、特に売買では偽の書類に、偽の所有者、偽の公証人を使って詐欺が行われた話もよく聞きます。通常インドネシア系の不動産業者は、賃借人に仲介手数料をチャージしませんが、リスクもあるため仲介手数料を支払っても信頼できる日系の業者を使うケースが多いかと思います。


いかがだったでしょうか。少しでもジャカルタで住居を探す場合の参考にしていただければ光栄です。次回は、各エリアの代表的なアパートについて詳細を説明していきたいと思います。
 

当記事の監修いただいた現地不動産企業~
BSIプロパティ

BSIプロパティ PT Bahari Sakti Internasional
Central Park Amandine Tower 16F, Jl. S Parman kav.28, Jakarta

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